ストーリー紹介

Story

学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。

「美しく在りたいんだ。あの日見た月のように。
 いつか本で読んだ、ふたの開かないラムネの瓶に沈んだビー玉みたいに」


福井県の高校に通う少年少女たちが真っ直ぐに青春と向き合っていく――!!
珠玉の言葉で編まれた、決して色褪せない青春ラブストーリー!

1巻あらすじ

学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
外見も中身も素敵な仲間たちと新クラスを始めたのも束の間、朔は引きこもり生徒・山崎健太の更生を頼まれる。

「さあ、相互理解を始めよう」

この出会いは朔に、健太に、何をもたらすのか!?
最初の一歩を踏み出したいあなたの背中を押す、“チラムネ序章”開幕!

2巻あらすじ

「千歳しかいないの。どうかお願いします。私と付き合ってください」
 
五月上旬の休日。千歳朔は自分と似た者同士だと感じていた同じグループの美少女、七瀬悠月に呼び出される。
ストーカーの気配を感じているという悠月は、朔に恋人役を演じることを依頼して……。

これはそうして始まった、
偽物の恋と本物の青春の物語だ。

3巻あらすじ

六月の進路相談会で顔を合わせて以来、千歳朔は三年生の西野明日風と学校でも会うようになる。
変わった距離感に嬉しさと共に切なさを覚える朔。そんな折、明日風が編集者を目指して東京に行こうと考えていることを知り……。

夢と現実、幻想と憧れ、福井と東京。
揺れ動く心のままに青い日々が過ぎていく。遠い夏に追い抜かれることがないように――。

「君」にさよならを告げる物語。

4巻あらすじ

インハイ予選を終えた七月。朔の女友達、青海陽は女子バスケ部の新キャプテンになった。仲間とぶつかり合いながら切磋琢磨す姿は元野球部の朔の心を揺さぶる。
そんな折、野球部のエース・江崎が現れる。

「朔……頼む、野球部に戻ってくれ。どうしても、お前の力が必要なんだ」

自分で止めていた鍵が、音を立てて動き始めた。
これは、あの夏を終わらせて、もう一度、夏を始めるための物語。

5巻あらすじ

夏休み。藤志高では二・三年合同の勉強合宿が行われる。合宿への参加を決めた朔たちは、一度きりの夏休みを過ごす。
花火大会、青い空と海、ふたりきりでのナイショ話や男だけの温泉回……。

朔たちはまばゆい思い出一つ一つをポケットに詰め込んでいく。
なにかが変わる夏が幕を開けた――。

チラムネ“夏休み”前編。

⚠注意⚠
ここから先、5巻までのネタバレが含まれます。お気をつけください。

6巻あらすじ

夕湖が踏み出した一歩をきっかけに、全ては変わってしまった。しかし、優空は朔にひとりで塞ぎ込む時間を与えない。

「あの日のあなたがそうしてくれたように。今度は私が誰よりも朔くんの隣にいるの」

一年前、“内田さん”と“千歳くん”だった頃を思い出して……。
まだ終わらない夏。
朔たちは自らの弱さと向き合う。

チラムネ“夏休み”後編。

6.5巻あらすじ

夏休みが終わろうとする、八月某日。少女たちは“この夏”を終わらせるべく、手を伸ばす。

「ばいばいみんな、また二学期にな」

チラムネ“夏休み”延長戦。
決して読み逃せない少女たちの本編がここにある!

7巻あらすじ

夏休みが明けて、九月。藤志高校では校外祭、体育祭、文化祭が連なる藤志高祭に向けた準備が始まった。
朔たちは青組の応援団に立候補し、グループパフォーマンスを披露する。
縦割りチームで三年生の代表に明日風が、一年生の代表に陸上の望紅葉が参加することになった。

皆でようやく辿り着いた九月。
同じ青色に染まりながらも、まだ秋に至らないあわいの季節を歩んでいく。


チラムネ“藤志高祭編”開幕!

8巻あらすじ

穏やかな9月が終わり、10月。
藤志高祭の準備は佳境を迎えている。
2年5組の出し物は、オリジナル演劇『白雪姫と暗雲姫と優柔不断な王子さま』。朔たちは映し鏡のような物語を演じていく。
はふう、と。真夜中みたいな吐息を漏らして、暗雲姫が口を開いた。

「鏡よ鏡。――この世でいちばん美しいのは、誰?」

朱々しい毒りんごを胸に潜ませて。七瀬悠月の舞台が、幕を開ける――。

9巻あらすじ

ついに藤志高祭が幕を開けた。
2か月の準備を経て、この3日間にありったけを注ぐ青春の祭典。

校外祭は優空の吹奏楽ステージ、体育祭は陽との二人三脚。応援団では、紅葉や明日風たちと青色海賊団のパフォーマンスがひかえる。
そして最終日。
朔が演じる優柔不断な王子さまは、白雪姫と暗雲姫のどちらかを選ばなければならない――。

なにもかもは掴めず、誰もが鏡に向かって問いかけている。
それでも少年少女は、たったひとつの望みにかけて、願う。

どうか今だけは。
いつまでも色あせない、青に染まれますようにと。

各巻あらすじは小学館HPを参照しています。
詳しくはこちらからご確認ください。